不動産投資を始める時のリスクとして、物件を購入したものの誰も入居せず、売却もできないまま多額のローン返済だけ残ってしまう。そんな懸念を持つ人もいるかもしれません。
しかし不動産は日本全国の不動産屋のネットワークで中古市場が確立されています。そのため不要になった不動産を売りに出せば、売れないということはまずないのえす。そんな不動産の換金性の特徴を見ていましょう。
1.不動産は購入した価格より高く売れることもある
まず不動産は機械などの動産と違い、価値が大きく低下するものではありません。まず土地というものそのものの価値は不変です。災害でも起きて陥没でも起こり、土地としての機能を損なわない起きない限りは、その土地を所有しているという資産価値は変わらないのです。
もちろん価格は需要と供給の関係で変動します。しかし、少なくとも東京23区内そして東京23区に隣接する神奈川県、埼玉県南部、千葉県西部などのエリアに限れば、日本の首都周辺にあるため価値が大きく下がることはまずありません。
そして物価というものは徐々に上昇していきますから、インフレに応じて不動産の価格も値上がりしていきます。つまり何十年も所有する前提でいれば、土地は購入した時よりも高く売れる可能性が高いのです。
2.不動産の売買市場は業者間で強固に形成されている
そういった価値の急激な下落が起こらない面と、もう一つ不動産の換金性に関する大きなメリットが、流通市場が確立されている点です。全国の不動産業者はレインズという情報サイトを元に不動産売買を行っています。そこには現在売りに出ているあらゆる物件情報が掲載されており、多数の業者がその情報を閲覧して売却と購入活動の仲介を行っています。
不動産に関するノウハウ本やサイトもありますし、最近では専業投資家だけではなくサラリーマン投資家も増えています。不動産テックの進歩によって、ネットを媒介に手軽に不動産売買ができるようになってきている背景もあり、不動産売買は多くの人にとって身近なものになっているのです。
そのため物件の情報を発信すれば一度に何万人もの人が同時にチェックできるので、すぐに売り手を見つかるようになっているのです。
3.賃貸需要のある物件は売れるのも速い
また賃貸需要のある物件ならば売れないということはまずありません。特に最近では外国人投資家も増えてきており、日本人だけではなくアジア各国から日本特に東京近隣の不動産は注目を浴びています。
仮に現金が必要になって処分したく鳴っても、収益性がある都心のマンションなどであれば、物件情報を掲載しただけですぐに買い手が見つかることも多いのです。
不動産は資産価値の部分、そして流通面のメリットがあるので、換金しやすく、万が一売りたくなっても大きな借金を負うリスクは低いのです。
もちろん収益を得られる賃貸需要のあるエリアを選ぶという点は忘れてはいけません。東京都内では23区の北部、そこに隣接する川口市や戸田市などは今人口が増えており、賃貸物件の需要も高いエリアです。そういった場所を選んで不動産を購入していけば、借金を負うリスクを非常に小さくできるでしょう。