不動産投資は大きなお金が動くだけにそれなりのリスクが存在します。しかしリスクを知っておけば、リスク対策も不可能ではありません。そこでここでは不動産投資でも最も大きなリスクと言われる、空室リスクとその対策について考えてみましょう。
1.空室リスクは不動産投資最大のリスク
不動産投資をする際には現金で一括買いする人はまずいません。基本的には金融機関から投資用ローンの融資を受け、家賃収入からそのローンを返済していきます。そのためせっかく購入した不動産が空室では家賃収入は得られないため、毎月のローンが返済できなくなることもあります。この空室リスクこそが、不動産投資を行う上で最も考えておかなければいけない最大のリスクと言えるでしょう。
ローンの返済ができなくなれば、当然物件を手放さざるを得ません。物件を処分してローンの残債を完済できれば良いですが、もし売却時の価格が購入時の価格より下回っていると最悪の場合、自己破産をしなければいけない時もあります。それだけに空室リスク対策は予め入念に検討しておきましょう。
2.空室リスクを避けるには川口市や戸田市など人口が増加している場所に物件を買う
空室リスクを避けるのであれば、最も早い対策は人口が多い場所に物件を購入することです。人口が多ければそれだけ賃貸物件の需要も比例して増えますから、空室は発生しにくくなります。例えば物件価格が手頃な埼玉県内で見ると、東京都に隣接して、通勤・通学の便が良い埼京線沿いや京浜東北線沿いのエリアで、最近人口が伸びています。
特に川口市や戸田市などは人気のエリアとして最近不動産賃貸物件も数多く建てられており、地価が安いので都内の物件より高い利回りと収益性が期待できます。
3.東京や埼玉の東京近郊エリアなら、単身者向け物件もファミリー向け物件も需要がある
また東京都内でも北区は赤羽を中心に非常に交通の便が良いエリアですし、埼玉でも蕨市なども人気が高まっています。これらのエリアでは単身者向け物件はもちろん、ファミリー向け物件の需要も十分あります。
入居が決まりやすく、高い利回りを見込める単身者向け物件。そして入居が決まってしまえばなかなか退去が起こらないので安定した収益を見込めるファミリー向け物件。その両方を運用することが可能です。
このように人口が増えているエリアを狙って不動産物件を購入していけば、空室リスクを避けて安定した収益を見込むことができるでしょう。