不動産投資を始めようと決めたあなた。さて、次は一体どうしよう。初めての方は、もちろんその手順が分からないものでしょう。ここでは、不動産投資を始めるにあたっての流れを解説いたします。
不動産投資の目的を明確にする
不動産投資を始めるにあたり、最初に決めておきたいこと。それは、不動産投資の目的です。収入なのか、節税なのか、相続対策なのか…。これを明確にすることによって、アパート経営なのか、駐車場経営なのか等、投資の種類をイメージすることができるようになります。もちろん、初めての方はご自身の現在の状況(収入、資産、年齢、家族構成等)によってどのような内容が不動産投資の目的として適しているのか、判断をしかねるところもあるかと思います。その場合は、次に挙げる不動産会社に聞くのが良いでしょう。
不動産会社に相談をする
自分自身の状況把握し、不動産投資に対する大まかな希望をまとめることができたら、次は不動産投資を取り扱っている不動産会社に相談しましょう。状況や希望を説明すれば、プロの目線から様々な内容を提案してくれることでしょう。もちろん、初めての不動産投資は分からないことばかり。分からないことや不安についても、ここでしっかりとヒアリングしておきましょう。なお、不動産投資のパートナーとしての不動産会社の選び方いついては、このサイトの別コラムにおいて解説しておりますので、是非そちらもご参考になさってください。
不動産会社への相談と同時進行で情報収集を
世の中には、どのような投資不動産が市場に出ているのか。雑誌やインターネット等でリサーチしてみましょう。これをすることで、物件にかかる費用感をつかめると共に、エリアによっての利回りの傾向なども把握することができます。さらにここでは、先に出た「利回り」等、不動産投資に関する用語等も学んでおきましょう。
投資物件を選ぶ
不動産会社からの紹介や自分自身による情報収集によってよさそうな物件を見つけることができたら、現地まで物件を見に行きましょう。物件そのものはもちろん、周辺環境も確認することで、想定している運用ができるのかをイメージします。ここでは、同行してくれる不動産会社の担当者に分からないことや少しでも疑問や不安に思ったことを確認するようにします。
資金計画を立てる
購入する物件が決まったら、具体的な資金計画を立てます。物件選びの際に想定していた資金計画をさらに詳細にするのです。運用後にかかってくるメンテナンス費用や家賃の下落、空室リスクを念頭に現実的な計画を立てましょう。
購入申し込み・金融機関の審査
資金計画の次は購入の申し込みです。この段階で購入価格の交渉をしたり、契約の日時や引き渡し日の設定などをします。申し込みをしたら、住宅ローンの事前審査を受けます。
売買契約・引き渡し
住宅ローンの審査が通ったら、正式な売買契約を結ぶ流れになります。特に「重要事項説明書」における説明をよく理解し、契約を進めるようにしましょう。契約後は引き渡しです。ここでは、登記費用などの諸費用も必要になってきますので、必要な内容を事前に確認しておきましょう。最後に物件のカギを受け取り、引き渡し完了です。
いかがでしたでしょうか。不動産投資の流れが大まかに分かったのではないでしょうか。ここで紹介した各段階においては、パートナーとなる不動産会社からのアドバイスが不可欠。信頼できる不動産会社を探す、ということにも注力をしましょう。