物件選びから購入、入居者募集、物件管理など、不動産投資には多くの業務があります。その業務を実施するには、オーナーのパートナーとなる不動産会社の存在が欠かせません。では、オーナーはどのような不動産会社を選べば良いのでしょうか。ここでは、その会社選びのポイントをみていきます。
オーナー目線で物件選びを行ってくれる
オーナーの不動産投資の目的やその背景等をしっかりとヒアリングしてくれ、親身にその目的達成のために最適な物件を選んでくれる不動産会社を選びましょう。不動産会社として「早く売りたい物件」を紹介するのでは決してありません。オーナーが求めている物件を紹介してくれるのです。オーナーは自分自身の不動産投資の目的等を伝えながら、それを聞く姿勢等をチェックしておきましょう。
不動産投資のメリットばかりを強調しない
不動産投資には様々なメリットがありますが、こればかりを話し、オーナーを説得しようとする不動産会社は信頼できるとはいえません。なぜなら、実施に不動産投資に失敗をしている人が少なからず存在しているからです。信頼できる不動産会社は、不動産投資のリスクを明確にしてくれた上で、その事例を教訓として成功する道を提案してくれるものです。
最新の賃貸経営情報を知っている
オーナーはエリアの賃貸ニーズや入居者属性、また入居者に人気の最新の設備等、多種にわたる最新情報を知っておかなければなりません。賃貸経営を始める前は、特に多くの情報を集める必要がありますが、この情報源としてしっかりとした知識を保有している不動産会社を選びましょう。最新情報を知っているということは、プロとして日々情報収集を怠らずに実施しているということです。また、その知識をオーナーにしっかりとフィードバックしようとする姿勢からは、オーナーの不動産投資をサポートしようという意識がみえてきます。
入居者募集のノウハウを持っている
物件の選定や準備も大切ですが、入居者がいなくては、収益は発生しません。この入居者募集のサポートを行ってくれるのが不動産会社であり、彼らの持つノウハウが不動産投資の成功を左右します。物件広告の作り方から案内の方法、どこに物件広告を掲載するか等、オーナーは不動産会社を選ぶ際、しっかりとそのノウハウを彼らからヒアリングをするようにしましょう。
購入後もしっかりとフォローをしてくれる
不動産投資においては、入居状況に応じた家賃の見直しや老朽化した物件のメンテナンス、入居者から選ばれるためのトレンドを取り入れた室内リフォーム等を実施する必要があります。ただ日々、入居者募集と入居、退去の管理をするだけではいけません。信頼できる不動産会社は、物件の購入後もオーナーの賃貸経営状況を気にかけ、相談にのってくれます。オーナーは、物件購入後のアフターフォロー等も、是非不動産会社からヒアリングをするのが良いでしょう。
不動産会社選びのポイントを紹介してきましたが、この内容に共通しているものとしては、「オーナーのために」という視点です。この視点を持っているかどうかを探るには、とにかくヒアリングをすること。回答内容も含め、オーナーに対する接し方もここでは注意して確認するようにしましょう。